自社養成機長– Author –
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自社養成パイロット
第7話:K機長との帰路——「合格」の二文字が煌めいた夜
東京方面に帰るのは、ボクとK機長の2人だけだった。 残りの2人は関西方面に実家があるということで、飛行場から直接帰宅した。 試験官と2人きりの帰路。普通なら大緊張のはずなのだが、「どうせ落ちたし」と開き直っていたのか、ほとんど緊張もなかった。... -
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第6話:5次試験(後編)——自信喪失と、最後のフライト
試験当日の朝、3人の受験生は全員、送迎車の来る15分前にロビーに集まった。 前日、指定された時間ピッタリにロビーに降りた3人は、すでにそこにいた運転手を待たせてしまっていた。翌朝に飛行場でK機長から、静かながらも厳しい口調でそのことを指摘され... -
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第5話:5次試験(前編)——関西を選んだ男と、3人の受験生
5次試験は、飛行適性検査だ。 当時は実際にセスナを操縦させてもらえた。それだけで、この試験を受けた甲斐があると思えるような体験だった。 試験会場は首都圏と関西圏が選択できた。首都圏在住にもかかわらず、ボクは関西を選んだ。先に合格していた大学... -
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第4話:4次試験——「健康に産んでくれてありがとう」
これも、本当に記憶が曖昧だ。 都内の大病院だったか、社内の健康管理部だったか、その後のパイロット人生で医療施設にはたくさんお世話になったので、記憶が錯綜してしまっている。 徹底的な身体検査 「パイロットは視力が命」というのはよく言われること... -
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第3話:3次試験——この業界が、最も嫌うもの
3次試験は、面接だった。 このころになると"記念受験"だったはずの入社試験に、一抹の希望が生まれてきていた。多少の欲が芽生えていた、と正直に書いておく。 同じ大学に、すでに訓練生として内定を勝ち取った者が数名いた。ボクは3次試験を前にして、そ... -
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第2話:1次・2次試験——今でも覚えている、あの質問
正直なところ、試験の細かい内容はほとんど覚えていない。 全部で6次試験まであるうちの1次と2次は、知能テストや性格検査、英語力の筆記試験だったと記憶している。単純な計算をひたすら繰り返す、心理作業検査のようなものをやった記憶もある。それ以外... -
自社養成パイロット
一般大学卒業後、航空会社に入社。訓練生から副操縦士、機長までの歩みを振り返りながら、空の仕事のリアルを書いています。
第1話:「記念受験」のつもりで、試験会場に向かった日 一般大学を出た若者が、航空会社のパイロットになった。 そう書くと、最初からそれを目指した、エリートの武勇伝のように聞こえるかもしれない。でも実際は、全然そんな話ではない。 この連載は、回...
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